幼稚園・保育園バス園児置き去り事件は過去に6件も?!大阪・埼玉・福岡での事例とは?

保育園気になること
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みなさん、こんにちは。

2022年9月に発生した静岡県の園児置き去り事件。

園児一名が亡くなってしまうという非常に悲しい事件になりました。

実は日本では、過去にもいくつか通園バスに園児を置き去りしていた過去が報告されています。

それは一体どういうものだったのか、未然に防ぐことはできなかったのか。

深堀したいと思います。

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幼稚園バス園児置き去り事件

バス置き去りで3歳園児死亡 幼稚園が記者会見【詳報4】偶然か必然か?園長「両方だと思う」|FNNプライムオンライン

2022年11月13日、大阪府岸和田市の市立桜丘保育園にて自家用車に園児が置き去りされ死亡するという事故が起きました。

事故原因は、園児の父親が「園に預けたと思っていた」とのことで、父親が園児を乗せた車の中に起きざりにしたままドアをしめたとのこと

また保育園側も園児の欠席を認識しながら、親への確認連絡を怠っていたこともわかっています。

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過去にもあった置き去り事件6件

園児の送迎バス置き去り防ぐ 福島県内、3歳死亡受け対策点検:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

非常に残念で許し難い事件となった訳ですが、実は過去に大阪・埼玉・福岡でも園児置き去り事件が発生していたのをご存知でしたでしょう。

今回は、判明しているだけでも6件にものぼる悲しい事件をまとめたいと思います。

1、2022年 静岡県牧之原市の川崎幼稚園

こちらは今年起きた事故。

発生したのは2022年9月5日。

朝の通園路に園児が全員バスを降りたことを確認しなかったバス運転手でもある当時の園長。

園児は取り残されました。

およそ5時間、30度を超える炎天下の中で置き去りにされた園児は発見してすぐに病院に搬送。

しかし、搬送先の病院で死亡が確認されました。

バスに乗り合わせていた保育者は園長を含め2名。互いが互いに「相手が確認するだろう」と思っていたようで、結局バス内の確認を怠ったとのこと。

さらに、園児の担任は、取り残されていた園児がクラスにいないことに気づいてた、且つ保護者から欠席の連絡がない事も知っていたにも関わらず園児の行方を探すこともなかったようです。

本当に悲惨で悲しい事件になりました。

 

2、2021年 福岡県中間市の双葉保育園

事件が起きたのは2021年7月29日。

当時5歳だった園児は、中間市の双葉保育園で、登園の送迎バスにおよそ9時間取り残され、熱中症で死亡しました。

この日の朝、保育園に到着したバスに乗っていた園児は合計で7人。

バスを運転していた当時の園長と保育士の2人で園児たちを降ろしました。

ただ、後部座席にいた冬生くんは取り残されたまま、バスには鍵がかけられました。

保育園では、バスに取り残されていた園児の不在を認識しながらも保護者に確認せず、夕方まで誰も気づくことはなかったとのこと。

 

3、2007年 福岡県北九州市 中井保育園

15年前の2007年7月7日。

北九州市の中井保育園(現在は廃園)で、当時2歳だった園児が、車の中に4時間近く取り残されて熱中症で亡くなりました。

15年前の事件では、保育園の元職員2人が降車の確認を怠ったとして、業務上過失致死の罪で有罪判決を受けました。

裁判では、安全管理のマニュアルもなく管理体制もずさんだったなどという指摘もありました。

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4、埼玉市の認可保育施設、同園で2回発生

さいたま市の認可保育施設では2019年11月と昨年12月に2回も、園児が夕方に送迎バスに取り残される事故が起きていたようです。

いずれも座席で寝ていた園児を同乗の施設職員らが見逃していたとのこと。

園児に健康被害はなく、施設側がそれぞれの保護者に謝罪したているそうです。

埼玉市によると、取り残されたのはいずれも同じ認可保育施設の3歳児クラスに通う園児各1人。

2019年

2019年の事例。

午後5時30分頃、園児と職員を乗せたバスが市内の降車場所で園児たちを降ろして施設に戻った際、園児が車内にいるのに気づかずに職員がドアを閉めていたとのこと。

約20分後に車内からバスの窓をたたいている園児を他の園児の保護者が見つけ、無事だったそうです。

乗降時に園児を確認する決まりだったが、守られていなかったそうです。

 

2021年

次に昨年12月のケース。

で午後4時過ぎにバスが園児と職員を降車場所に降ろして施設に戻った際、車内を点検していた運転手が座席で寝ている園児を見つけたとのこと。

降車時に職員が園児を確認するルールだったが、怠っていたのでしょうか。

その後、施設側は市の指導で送迎時のマニュアルを作り直すなどしたそうです。

 

5、2021年 大阪府内 こども園

2021年11月、当時2歳の園児が、送迎バスのチャイルドシートに乗せられたまま放置され、約2時間、閉じ込められていましたとのこと。

 担任が、園内に男の子のカバンがあるにもかかわらず、姿が見えないことに気づき、探したところ、バスの中で発見されましたそうです。

その後、こども園側は管轄する市に報告、園長や担任は自宅を訪れ、両親に謝罪しました。

しかし、父親は

園としてはなるべく大ごとにしたくないのかな、と園の対応を見ていると感じました。『説明会をしないのか』というのも、こちらから言って1週間後ですかね、実際に説明会が開催されました

とのこと。

さらに、両親によるとこの置き去りについて市からは、

園児の死亡や重度の障害を負った重大事案ではない

として、公表しないと伝えられたといいます。

その後、大阪府内のこども園の園長は

運転手と添乗員に加えて、保育士1人、主任1人の合計4人で同時に中を見る。『確かにいませんね』ということを確認して、4人で鍵を閉めるということをしています

と、ルール化をおこなっているとのことです。

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今後の対策

今回の静岡県で園児がバスに置き去りにされ死亡した事件を受け、

政府が全国すべての通園バスに安全装置を設置する方向で調整を進めていることが分かりました。

静岡県の事件を受け、政府は、通園バスを持つ全国およそ1万箇所の施設で緊急点検を行い、来月中に再発防止策をまとめる方針とのこと。

政府関係者によりますと、国が補助金を出し全国すべての通園バスに安全装置を設置する方向で調整を進めていているということです。

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まとめ

バスに取り残されるケースが相次ぐ現場。課題はどこまで解消されているのでしょうか。

園児の掛け替えのない尊い命が失われる事件。

ずさんな管理体制が招く、この上なく悲しい事故。

もうこれ以上は起きないことを願うばかりです。

お亡くなりになれたお子さんやそのご遺族の方々が、ほんの少しだけでも報われるために、私たちはこの悲しい事故を二度と起こさないようにしないといけないではないでしょうか。

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