みなさん、こんにちは。
2022年に開催された、サッカーワールドカップ・カタール大会。
日本が決勝トーナメントの進出を決め、盛り上がりを見せていましたね。
グループリーグでの試合で、多くの見せ場を見せた選手の一人に三笘薫選手が上がられるかと思いますが、
三笘選手は高校を卒業後、プロ入りを望まれんながらも大学へに進学をし、プロ入りを遅らせていたのをご存知でしたでしょうか。
今回は、そんな三笘選手が高校卒業後にプロではなく大学を選んだ理由を3つに纏めて行きたいと思います。



三笘薫|プロフィール
三笘薫選手の経歴を簡単に纏めます。
- 三笘薫(みとま かおる)
- ニックネーム:カオル
- 生年月日:1997年5月20日生
- 年齢:26歳(2023年6月現在)
- 出身:神奈川県川崎市出身
- 身長:178cm
- 家族構成:父、母、兄、妻
元々、サッカー選手としてそのスキルには定評がありましたが、ワールドカップでの活躍でさらに評価されるようになった三笘選手。
プロサッカー選手としても順調にキャリアを積んでいる三笘選手ですが、プライベート面では2022年の7月には高校時代から付き合っていた一般女性の方と入籍をするなど、公私の両面において充実した道を歩んでいるようです。
三笘選手が大学進学を選んだ3つの理由
兄の影響でサッカーを始めた三笘選手は、川崎フロンターレU-10に加入し、高校卒業まで川崎の下部組織に所属。
そして、高校卒業後は同クラブのトップチームへの昇格を打診されていた三笘選手。
しかし、三笘選手は高校卒業時点でのトップ昇格は断り筑波大学へ進学したのでした。
なぜ三笘選手は高校からプロ入りをせずに筑波大学への進学を選んだのでしょうか。
その理由を3つに纏めていきたいと思います。
理由1:プロでやる自身がなかった
高3の8月、三笘選手が所属していたクラブのマネージャー陣が三笘選手と両親と面談し、トップ昇格する旨を伝えたところ
筑波大に行って、大学サッカーの4年間でもう一度自分を鍛え直したい
と返答したそうです。
当時クラブのマネージャー陣は驚きを隠せなかったそうですが、その表情を見て、三笘選手自身が悩み抜いて出した決断だと分かったんだとか。
三笘選手は当時のことをこう振り返っています。
はっきり言って、当時はプロでやっていく自信がありませんでした。
1学年上の三好(康児)選手や板倉(滉)選手の姿を見て、客観的に考えたときに、トップでやれる自信が決定的に足りなかった。
その現状から、将来を考えると筑波大に行った方が良いと思ったんです。
理由2:長期的なビジョンでサッカーに向き合いたかった
三笘選手は当時、夢や目標として
プロサッカー選手となってA代表に入って、海外で活躍すること
といっていました。
しかし、多少回り道でも高卒からプロではなく、当時は大学進学がベターだと考えていた三笘選手。
プロになると、目の前の1試合、1試合に懸ける想いを凄く求められます。ただ僕は、あくまで長期的なビジョンでも自分やサッカーを見つめたかったんです。この長期的な視野は自分にとって凄くメリットだと思うし、人生にも大きく影響すると思ったんです。
4年間勉強ができ、且つ、自分とサッカーをもっと客観的に見つめられると思っいた三笘選手。
同大学でが体育学を学び、運動生理学、栄養学など、競技に生きる勉強を特に熱心に励んだという三笘選手は
“回復”に目を向けるようになりました。これまではプレーや練習ばかり意識をしていたけど、より論理的に身体に気を配れるようになりました
と、語ります。
サッカー選手としての現役時代はそんなに長くないですし、その先の方が長い。
プロとしての世界は環境が整いすぎていて逆に人間的な成長も視野に入れて考えると、“ここ(大学)しかないのでは”と思っていたそうです。
理由3:筑波大学サッカー部に未来を感じた
三笘選手が高3の春の時に、当時関東大学リーグ2部だった筑波大の試合を見て、同大学がパス主体で個々の技術を大切にしていることを感じたそうです。
さらに、当時は1、2年生の選手がたくさん出ていて、個々のレベルも高かったという三笘選手。
今は2部リーグだけど、絶対にこれからもっと強くなるチームだな
と筑波大学に興味を抱いた三笘選手。
そして、みずから志願し、筑波大学の練習に参加した三笘選手。
その結果、思った通り練習の質とレベルが高いことを実感し、グラウンドなどの環境も良かったと、筑波大学へ進学の意思をより強く持つことになるのでした。
その翌年に大学は一部リーグに昇格。
そして、三笘選手は1年から出番を掴むと、関東大学リーグ1部で2位躍進とインカレ優勝に貢献しました。
さらに、2年生時にはユニバーシアード日本代表に選出されると、同大会で優勝。また関東リーグ1部優勝とベストイレブンも獲得するなどの大躍進を果たすのでした。
三笘選手は大学進学を選んだ自分のことを振り返り、
僕はこの選択に誇りを持っていますし、後悔していません
と、力強く語ります。
三笘選手のこの選択が未来をどのように切り開いていくのか。
三笘選手の今後の活躍がより一層楽しみになります。



コメント