みなさん、こんにちは。
2022年12月、埼玉県飯能市で起こった悲惨な事件。
犯人は捕まり、その犯人の素性も徐々に明らかにされつつあるようです。
そんな中、犯人は過去に映画監督として活動していた時期もあったのだとか。
今回はその辺りのことについて纏めていきたいと思います。
埼玉県飯能市3人殺害事件
12月25日午前、埼玉県飯能市の住宅街で、ウィリアム・ビショップさん(69)と森田泉さん(68)夫妻、娘の森田ソフィアナ恵さん(32)の家族3人が殺害されました。
同日夜、近所に住む無職の斉藤淳容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕。
警察は容疑を殺人に切り替えて、送検する方針だという。
取り調べに対し、斉藤容疑者は供述を拒否しており、殺害に至った動機や認否については明らかになっていないそうです。
斎藤容疑者の映画監督時代とは
一連の騒動の中で、斎藤淳氏に関する情報が徐々に出てきており、斎藤淳氏の過去を知る方の証言なども公表されています。
その中で、このようなものが有りました。
映画監督・斎藤淳
斉藤くんは15年ほど前に映画製作をしており、その繋がりで知り合いました。
彼は大阪芸術大学卒で、ある映画祭の助成対象に選ばれた監督でした。
しかし、作品がクランクアップした後、編集中に思い詰めてしまったようで、未完のままスタッフとも音信不通になってしまいました。
上記の証言によると、斎藤淳氏は
- 大阪芸術大学出身
- 映画祭、助成対象に選ばれていた
- 編集中に思い詰め、作品は未完成
とのこと。
さらに上記証言をされた知人は彼に穏やかな印象を持っていたそうです。
そして
『元・振り込め詐欺犯』というようなデマではなく、前途も才能もある若者だったということをお伝えできたらと思います
とも述べています。
監督になったのは父親の影響
地元の私立の高校卒業後、『映像に関する仕事がしたい』とのことで大阪芸術大学に進んだ斎藤氏。
インターネット上では、斎藤淳氏の父親への取材の内容が記載されたものがあり、そこには次のような証言がありました。
私(父)も映画が好きで、家には古い名作のDVDやビデオが置いてありました。
高校生くらいの時から、淳がそれらを自分の部屋に持っていって見るようになりました。
映画監督になりたいという話を聞いたことはありませんが、映画は好きでしたね。
サスペンスやアクションやホラーなどは好まず、ヒューマンドラマを好んで見ていました
HIV陽性者を題材にした映画『ギフト(仮)』
斉藤淳氏が当時製作していたという『ギフト(仮)』は、家具屋で働く青年がHIV陽性の告知を受けるところから始まる社会派映画だったそうです。
製作日誌的なブログがネット上にまだ残っていました。
そのブログURLがこちら⇓⇓
そこには企画意図が以下のように説明されている。
■企画意図
断絶の間から何か見出したい、拾い上げたい、という思いがあった。
白と黒、生と死、キャリアとノンキャリアなどの間からである。
「建設的であろうとすること」が、この作品の最も重要なテーマである。群像劇という形態をとり、複数の登場人物達の日常を切り取り、紡いでいく。
続いて作品のあらすじがこちら⇓⇓
家具屋で働く男AはHIV陽性の告知を受ける。家族には打ち明けられなかったが、
友人の瀬戸にはそれを打ち明けることが出来た。彼は病気のこと、好きな女性がいることを話した。
瀬戸はアクセサリー職人を目指して日々作品の制作に励んでいる。手は動かし続けるものの、
作品はなかなかあるべき姿には近づかない。彼は同棲している里紗と一緒に男Bのラジオを聞く。
男BはゲイでラジオのDJで、最近恋人よりも仕事を選んだ。だがディレクタ—の村上が連れてきたのは
さつきという新番組のパーソナリティだ。ビルの壁面には大きな彼女が微笑んでいる。彼の放送は終了するのだ。
特別賞・最優秀賞受賞の経歴
さらに同ブログ内には、斎藤淳氏の経歴を掲載されています。
次の通りです。
『手紙』2005 16mm 16min
仙台短編映画祭2005「新しい才能プログラム」上映
TIROL Short Film Contest審査員特別賞
第3回シネアスト・オーガニゼーション ・大阪エキシビジョンオープンコンペ部門最優秀賞
過去に『手紙』という作品を作っていたことが伺えますね。
さらにその作品では、【審査員特別賞】・【部門最優秀賞】も受賞しているようです。
知人の証言にある『前途も才能もある若者だった』というのは本当なのかもしれません。
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