みなさん、こんにちは。
参院懲罰委員会は21日、国会欠席を続けているNHK党のガーシー参院議員に対して「議場での陳謝」の懲罰を全会一致で決まったようですね。
今回は、「議場での陳謝」とは一体どのような何をするのか。過去の事例なども含めて纏めていきたいと思います。
ガーシーへの「議場での陳謝」の懲罰を全会一致
ドバイに滞在し、初当選してから一度も登院していないガーシー氏に対して、懲罰委員会は2月21日、「議場での陳謝」の懲罰を決めようです。
懲罰委員会にはガーシー氏の代理としてNHK党の浜田政調会長が出席し、用意された文書を読み上げる形で弁明。
その後、浜田氏が退席したため、各党による尋問は行われなかった。
委員会では
国会のルールに則った活動を全く行っていない
半年以上もの間登院していないが、国民の税金から少なくとも1700万円超が支給されており、明らかに世間の常識からも大きくずれている
『居眠り議員にも懲罰を』など反論を重ねているが、そもそも出席していない時点でスタートラインにも立っておらず、発言する資格はない
などの意見が出て、各党で処分内容について討論した後、採決が行われ、全会一致で「議場での陳謝」の懲罰が決まりました。
「議会での陳謝」の懲罰とは
ガーシーに求められる「議会での陳謝」とは一体どのような内容のものなのでしょうか。
yahooニュースのコメント欄には、このように記述されています。
「議場での陳謝」というのは、国会に登院してそこで謝罪するという事を求めるという事になっている。
国会に登院し、他の議員に対して謝罪するということになりますね。
謝罪文の内容については2月27日、ニュースサイト「FRIDAY」にて記載されていました。
その内容がこちら⇓⇓
ガーシー氏はこの文面に言葉を付け加えることなく読み上げなければならないようです。
従わなければ除名?
今回の懲罰を拒否した場合は、どうなるのでしょうか。
懲罰には重い順に
- 除名
- 登院停止
- 議場での陳謝
- 議場での戒告
の4種類。
ガーシー氏がこのまま帰国・登院せず、決定した「議場での陳謝」に応じない場合は、再び懲罰委員会を開催し、「除名」も含めたより重い処分を検討する見通しになるとのこと。
「登院停止」という処分は、既に登院していないガーシー氏に対しては意味の無い懲罰なので、「登院停止」を通り越して「除名」処分になることは自然な流れとも言えそうです。
過去の「除名」事例は2件
現行憲法下での除名の事例は過去に2件あったようです。
1:小川友三参院議員
1950年、小川友三参院議員(無所属)は、予算委員会、本会議では反対討論をしたが、本会議では賛成票を投じたことが問題視されたのこと。
委員会での表決と本会議での表決との間に「極めてまじめさを欠く発言」もあったとされた。
当時の議事録によると、小川氏が本会議で弁明する際、社会党の議員から「エレベーター前で以て背負い投げを食いました」と発言。議場からは失笑の声があがったようです。
2:川上貫一衆院議員
51年の川上貫一衆院議員(共産)の場合は、連合国軍総司令部(GHQ)による占領政策を批判する代表質問の内容が「虚構と捏造(ねつぞう)」だとして懲罰動議が出された。
一度は陳謝処分が決まったが、川上氏は従わなかったため、除名になったとのこと。
まとめ
以上、「議会での陳謝」について纏めました。
ガーシー氏の今後の動向から目が離せません。
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