みなさん、こんにちは。
多くの特撮作品で活躍した光学合成技師・飯塚定雄さんが、3月24日午前9時10分にお亡くなりになられました。
今回は光学作画の第一人者として活躍されてきた飯塚定雄さんの経歴やプロフィールについて纏めていきたいと思います。
飯塚定雄|プロフィール
まずはプロフィールから。
- 名前:飯塚定雄(イイヅカ サダオ)
- 生年月日:1934年12月26日
- 享年:88歳
- 出身:東京都
飯塚定雄の経歴
続いて、経歴について。
未成年ながら東宝へ
1954年に高校に通いながら美術研究所で絵画を学んでいたという飯塚氏
そして、19歳の時にアルバイトとして東宝撮影所に入所することとなります。
しかし、当初は美術助手として、ミニチュアの建物に「汚し」を付ける仕事などを担当していたそうです。
光学作画に抜擢
1957年より円谷プロの円谷英二氏の奨めで室内合成の光学作画を担当することになります。
そこから、東宝特撮独自の光線表現を確立させた飯塚氏。
『ウルトラマン』のスペシウム光線はもちろん、怪獣が吐く破壊光線や火炎などの合成を多く手掛けたそうです。
飯塚定雄の手掛けた作品
ここで飯塚氏が携わってきた作品を列挙しようと思ったのですが、すべて列挙すると大変なボリュームになってしまいます。
それほど、多くの作品に携わってこられた偉大な人物だということですね。
ということで、代表的なものを列挙していきたいと思います。
- ゴジラシリーズ
- 空の大怪獣 ラドン(1956年)
- 地球防衛軍(1957年)
- 変身人間シリーズ
- 大怪獣バラン(1958年)
- 孫悟空(1959年)
- 宇宙大戦争(1959年)
- モスラ(1961年)
- 妖星ゴラス(1962年)
- 宇宙大怪獣ドゴラ(1964年)
- キングコングの逆襲(1967年)
- 宇宙大怪獣ギララ(1967年)
- 大巨獣ガッパ(1967年)
- ウルトラシリーズ
- 石坂浩二の金田一耕助シリーズ
- 火の鳥(1978年)
- 宇宙怪獣ガメラ(1980年)
- 仮面ライダーシリーズ
- SF新世紀レンズマン(1984年)
- 人造人間ハカイダー(1995年、東映)[20]
- スーパー戦隊シリーズ(東映)
- モスラ(1996年、東宝)[20]
- モスラ2 海底の大決戦(1997年、東宝)[20]
- スパイ・ゾルゲ(2003年、東宝)[16]
- デビルマン(2004年、東映)[16]
- 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE(2012年、東映)[16]
- シルバー仮面(1971年)[14]
- ミラーマン(1971年)[14]
- トリプルファイター(1972年)[14]
- 緊急指令10-4・10-10(1972年)[14]
- アイアンキング(1972年)
- 西遊記(1978年)[19]
- メタルヒーローシリーズ
- 美少女戦士セーラームーン(2003年)[16]
以上、飯塚定雄さんの経歴について纏めました。
飯塚定雄さんのご冥福をお祈り致します。
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