みなさん、こんにちは。
陸上自衛隊のヘリが消息を断ってから一ヶ月が経とうとする5月2日、破損したヘリの本体の一部が引き上げられたと報道がありました。
この騒動の中で、ヘリを引き上げた民間の会社に称賛の声が上がっているようです。
陸上自衛隊から引き上げの依頼をされるほどの会社とは一体どのような会社なのでしょうか。
纏めていきたいと思います。


陸上自衛隊のヘリ、引き上げ
2023年4月6日、沖縄県・宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶ちました。
それから約一ヶ月が経った5月2日、海底に沈んでいた機体の一部が引き揚げられました。
網に包まれ、民間作業船の甲板上に引き揚げられた機体は激しく損傷し、原形をとどめていなかった。
現場海域では2日朝から、陸自が委託した民間作業船2隻が作業を再開したとのこと。
午前8時18分ごろに高性能カメラやロボットアームを備えた遠隔操作型無人潜水機(ROV)を海中に投入。
午前11時45分ごろ、クレーンでつり下げられた機体の一部が海面上に姿を現し、周囲をブルーシートで目張りされた甲板上に引き揚げられました。
引き上げた民間作業船に称賛の声
今回の報道で、原型をとどめていない機体の損傷具合に注目が集まっています。
その一方で、海底からこの期待を引き上げた民間企業船に称賛の声も上がっているようです。
SNSの声
陸自ヘリ 原形とどめず激しく損傷#Yahooニュースhttps://t.co/l39Y3tkX05
これ見つけたのがやっぱすごいわ…— うえつ教授 (@uetsuexp) May 2, 2023
#陸自ヘリ
陸自ヘリ 原形とどめず激しく損傷
↑
見ていて痛々しく思います。
サルベージされる方々、自衛隊の方々のご尽力に感謝です。— アオキ (@A0LyvNDvftRXV48) May 2, 2023
引き上げた日本サルベージ株式会社
今回のヘリを引き上げた会社は『日本サルベージ株式会社』のようです。
こちらが、その船体の画像⇓⇓
船体側面に『NIPPAON SALVAGE』と書かれているのが分かりますね。
『日本サルベージ株式会社』とは
日本サルヴェージ株式会社は、東京都大田区に本拠を置く日本のサルベージ会社の一つ。
日本サルベージ株式会社とは、1934年(昭和9年)に日本の損害保険会社主導の下、当時のサルベージ業界の二強であった「帝国サルヴェージ株式会社」と「東京サルヴェージ株式会社」が統合し、日本サルヴェージ株式会社が設立されたようです。
太平洋戦争中は、国策として業界を1社に集約した「日本海難救助株式会社」へ統合されたとのこと。
その際、社員や船舶は海軍へ応召され各艦隊へ組み込まれたりしたようですが、敗戦後は国策会社は廃止され、当初の社名へ変更。
今では、シンガポール以東、西太平洋地域では最大のサルベージ会社として知られています。
陸上自衛隊が業務委託するのも当然と言える会社ですね。
深田サブベージ建設も協力?
今回、ヘリを引き上げた船は日本サルベージ株式会社のものでありましたが、引き上げ直前の影像では日本サルベージ協会の船の横に深田サルベージ建設の船があることも確認出来ました。
その影像がこちら⇓⇓
画像手前の船、側面に『FUKADA SALVAGE』と書かれているのが分かりますね。
深田サルベージ建設
深田サルベージ建設は、大阪市港区に本社を置く、総合海事業者。
海難救助(沈没・座礁した船舶のサルベージ)などを行っている会社のようです。
その他にも、
- 橋梁架設
- 船舶・浮体構造物の海上輸送
- 海洋開発事業
など、海洋分野に関する幅広い業務を行なっているとのこと。
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