一番初めにお渡ししたマニュアルにも記載しましたが、読者が知りたがっていることを予想して記事を作成することが大切です。
「読者の知りたい情報が載っている記事=評価が高く価値のある記事」と判断されることが、より多くの人に読まれる記事になることに繋がります。
情報が網羅的である価値
情報はより多く、より詳しい方が良いです。
それは、読者の知りたい情報が不足なく載っている記事の方が評価され価値のある記事と判断されるからです。
例えば、「結婚式 髪型」で検索してくる読者にコンテンツを作成するとします。
このワードで検索してくる読者は、「結婚式にしていく髪型にはどんなものがあるかを知りたい」と考えていることがわかります。
・Aのサイトでは『今流行りの1つの髪型』について解説している
・Bのサイトでは『今流行りの髪型を含めて5つの髪型』を解説している
上記2つのサイトを比較した場合、Bのサイトの方がより多くの「結婚式用の髪型」について解説しているため、検索者の意図をより満たしていると考えられます。
よって、AよりBのサイトの方が評価が高くなることはご理解いただけると思います。
これは全ての記事作成に言えることですが、読者が知りたい事柄について他のどのサイトよりも
「詳しく書かれている記事=情報が網羅的に載っている記事」
が高い評価を得られます。
『情報が多ければ良い』ってもんじゃない
情報は多いほうが良いと説明しましたが、多ければ良いってものではありません。
どういうことかと言いますと、多くの情報を載せようと思うあまり関係のない情報をのせてしまうことがあります。
ご注意いただきたいのは、読者の求めていない関係のない情報を載せてしまうと、逆に満足度が下がってしまうということです。
先ほどの例でいうと「結婚式 髪型」で調べているのに「結婚式にオススメの靴」なんかを入れ込んでしまうと読者は「知りたい情報はこれじゃない」となって記事が読まれなくなります。
自ずと記事の評価が下がり、読まれない記事になっていきますのでご注意ください。
本業務の記事単価は文字数で決まっていきます。
それ故に沢山文字数を書いて頂いて記事のボリュームを増やしていただくことは是非とも行って頂きたい作業です。
しかし、記事内容と関係のない情報は添削の際に削除させていただきますので予めご了承ください。
あくまで、記事内容に沿った内容・情報を収集していただくようお願いいたします。
読みやすい記事を作成するということについて説明します。
「読みやすさ」には大きく分けて次の2つの軸からなります。
①ぱっと見て読みやすい(視認性が高い)
②論理構成が読みやすい(可読性が高い)
文章は一般的に
・文字が詰まりすぎている(視認性が低い)
・「、」や「接続詞」で文章が長くなっている(可読性が低い)
・口語とは違い堅めの言葉を使っている(視認性、可読性ともに低い)
上記のような特性のものは大変読み辛いとされています。
例えば以下の文章は先ほどの読み辛い三箇条が満たされた読むのが疲れる文章です。
一方で先ほどの逆で
・行間がしっかり確保されている(視認性が高い)
・文章が短い(可読性が高い)
・口語に近い平易な言葉で書かれている(視認性、可読性ともに高い)
というような文章はかなり読みやすいです。
例えば以下の文章は先ほどとは違って読もうとする労力が少なくて済みます。
このように書き方一つで文章の読みやすさは大きく変わります。
特に今回あなた様に作成していただくのは雑記ブログの記事ですので、可能な限り読みやすい文章にする必要があります。
(ちなみに前者の読み辛い文章は学術的な文章用です。雑記ブログを学術的に論理的にしっかり読み込みたい人はほぼいないと思います。雑記ブログには「読まなくても読めるような簡単な文章」が大切です)
もう少し追加の解説をしていきます。
文章の長さについて
文章の長さは自身が何のメディアに向けて作成するかも重要です。
ご依頼させていただく雑記ブログは基本的に95%以上がスマホで見られています。
PCで1行も書いてしまうとスマホの画面上では
すぐ2行3行と長くなってしまいます。
ブログは他のメディアに乗せるよりも短い文章を心がける必要があります。
一つの文が長くてもスマホ画面で3行以内に収める必要があります。
ここで重要なのは次の2点
- 文章はなるべく短くする。
- 句点「。」で文章を区切るたびに改行する
です。
論理構成のわかりやすい文章にする
論理的にわかりやすい文章に関してはただ単に短い文というわけではなく、1対1論法を意識する必要があります。
たとえば、「AはBだ」って感じの論法ですね!
複雑な文章になると「AやBやCだからDだ」みたいになっていて1対1論法よりも理解に時間がかかります。
このような場合は「AだからDの可能性がある。しかもBなのでやっぱりDの可能性が高い。極め付けにCでもあるのでやっぱりDだろう」のように分解して全て1対1論法に持っていきます。
「うまい文章」や「言い回しが特殊な文章」よりも「シンプルで簡単な文章」にする
ライティング経験が長くなってくると、つい「文章的に技巧が凝らされている文章」を書きたくなってきます。
しかし、ブログ記事では「いかに読者に違和感なく読んでもらえる分になっているか?」が重要です。
「特殊な言い回し」で文章を作成すると
- 読者の日常にない言葉遣いになっていて違和感がある
- 読者が意味を理解するのに時間がかかる
など読者が記事を読まずに離脱する可能性をあげてしまいます。
ですので、文章はなるべく普通の言葉で書くように心がけてください。
【特殊な文章例】
- ・倒置法
-
通常:「営業でトップ成績を残すまでは、絶対に諦めない」
倒置法:「絶対に諦めない、営業でトップ成績を残すまでは」
- ・擬人法
-
通常:とても強い風が吹いている
倒置法:唸るような強い風が吹いている
- ・列挙法
-
通常:「デジタルカメラは実像を受け止める『レンズ』と実像を記録する『ボディ』で構成されている」
列挙法:「デジタルカメラは『レンズ』『ボディ』で構成されている。その役割は〜」
などなど、文章表現は多く有ますが、特殊な表現を使う際は注意が必要です。
「その文章は読者に受け入れられやすいか?」を意識して作成いただければと思います。
同じ表現の繰り返しは稚拙に見えてしまう
同じ表現を連続で重ねてしまったり、締めの表現を重ねてしまうと、文章が稚拙に見えてしまいます。
例)
Aさんは欠かさず練習をしていったのです。
Aさんは素振りをしていったのです。
しかし、Aさんはその日に限って練習をせずに試合会場に向かっていってしまっていました。
筆が乗ると意外とこのような文章を書いてしまうことがあります。
※自分は大丈夫と思っていても結構される方が多いです!
ここで稚拙さを感じさせてしまうのは
- 主語を繰り返しすぎている(一つの話題の中なので繰り返さなくても大丈夫です)
- 「していったのです」という表現が重複している
- 「向かっていってしまっていました」の文章に表現が重なってしまっている
という要素があるからです。
これを修正してみると、、、
修正例)
Aさんは欠かさず練習をしました。
いつも素振りをしていたのです。
しかし、その日に限って練習をせずに試合会場に向かってしまいました。
となります。
そうすると稚拙さがなく読みやすい文章になったかと思います。
調子良くかけた時は特にですが、一度止まって文章を読み返す癖をつけると記事のクオリティをあげることに繋がります。
というわけで少し長くなりましたが、読みやすさについてお伝えさせていただきました。
初めは意識しながらやるだけでも大変だと思います。
ですが、
短くシンプルに伝えられているか?
適切な行間が開けられているか?
読者に違和感がない表現になっているか?
を合言葉にして記事を作成してみていただければと思います!
ここでは、「記事に『独自性』と『一次情報』をもたせる」ということについて説明します。
●独自性を持たせる
読者の満足度(≒価値)が高い記事を作る為に独自性を意識していただきたいです。
独自性とは『他のサイトには乗っていない、自身のコンテンツにのみ掲載されている情報』です。
例えば、[ 岡田健史 高校 ]に関する情報を記事にしようとするとき、他サイトでは「福岡の高校出身のようです。」という情報で終わっているとします。
その中で自分のコンテンツにだけ「創成館高校の出身です」という情報が掲載されていれば独自性が高いと言えます。(情報が正確であることが必要です。)
このように他のサイトには掲載されていない
などがあると記事の評価は上がります。
また、程度のよりますがあなた様の感想や考察があると、それも独自性のあるコンテンツとなり得ます。
ただ、はやり基本的にはライターの感想をユーザーが求めているわけではありませんので、ライターの感想が多すぎると嫌がられる傾向もあります。
私たちブロガーが独自性を高めて、記事の評価をあげるには一次情報が必要になってきます。
一次情報に関しては以下に記載していきます。
●一次情報と二次情報
情報には一次情報と二次情報があります。
一次情報は、、、
- 実際に自分がした体験
- インタビューのコメント
- アンケートの結果
など
二次情報は、、、
- 本や人伝えで得た情報
- ブログなどのまとめ記事
- SNSの他者コメント
など
私たちは記事を作成するときに基本的に二次情報を集めて記事化していますが、一般的に価値が高いとされるのは一次情報の方です。
しかし、一次情報というのは簡単に手に入るものではありません。
ですが、極力一次情報を探して載せることが記事の情報価値をあげることに繋がります。
芸能ブログで言うと、本人インタビューのコメントの引用などが一次情報を載せることになります。
一次情報・二次情報の例
例えば、[ゆうたろう 経歴]で記事を作成していたとして、
ー作成記事ー
“ゆうたろうさんは元々、顔にコンプレックスをもっていたそうです。
そのため、顔を隠すためのマスクが欠かせなかったとか。
そんなときに、お姉さんにメイクをしてもらったことがきっかけとなり、美容に目覚めたそうです。”
という文章を書いた場合と
モデルプレスの記事で、本人インタビューを見つけて
ー作成記事ー
”― 小さい頃はどんな少年だったのですか?
ゆうたろう:どちらかというと控えめな子でした。中学の頃はほとんど学校に行っていない空白の期間が2、3年あります。お家から出る時はマスクをつけないと出られないくらい自分の顔が嫌いでした。そのときにお姉ちゃんにメイクを教えてもらったのがきっかけで、いつの間にか自分でメイクをするようになりました。
引用:モデルプレス https://mdpr.jp/interview/detail/1603254”
と記載した場合だと、
- 前者は自身が記載した二次情報
- 後者は本人インタビューを引用した一次情報
となり後者の方が情報価値が高くなります。
よって後者のように本人インタビューを掲載いただくことが高評価の記事に繋がります。
※ただし、自身のコンテンツ量<引用文章量となるとコピーコンテンツと評価されてしまう可能性が高いため、引用は必要な箇所だけで不要に増やさないようにしてください。
一次情報の収集のコツ
一次情報収集のコツとしては
- 大手ニュースサイト
- モデルプレスの記事
- 本人のブログ
- 本人のインスタ、ツイッター
などから使えそうなコメントを探してみるのが手っ取り早いです。
情報の信憑性
また、抑えておきたいのが情報の価値とほぼイコールで考えられる「情報の信頼性」についてです。
先ほどの一次情報と二次情報に繋がる部分も大いにあるのですが、引用する情報は価値が高いものの方が評価が高くなると説明しました。
では情報の価値とは何かと言うとその情報の信頼性の高さです。
例えば
普通の一般人が「アイドルのAちゃんは今後絶対売れると思う」という発言と、秋元康さんが「アイドルのAは今後絶対売れる」という発言では圧倒的に後者の方が信頼性が高いことはわかると思います。
どちらが価値があるかというともちろん秋元康さんの発言ですよね。
ここで抑えておきたいのは同じ情報でも発言者が違うだけで信頼性が変わる=価値が変わるということです。
なので作成するときの情報の根拠(大元の情報筋)は価値が高いものから順に持ってくるように心がけましょう。
情報の信頼性の高さは高い方から
- 国家機関の情報
- 企業や公式サイトの情報
- 専門家やインフルエンサー、著名人の情報
- 大手メディアの情報(←有名人インタビューとかはこれですね)
- SNSなどの民衆の声
- その他トレンドブログ
となっています。
残念ながら、私たちがまとめている個人ブログは⑥になります。
※個人ブログは信頼性が高くないため引用をしても意味が有りません。他の個人ブログからの情報は引用するのではなく情報を集めて再編集して文章に起こしていきましょう。
このように発信元によって情報の価値≒信頼性が決まってきます。
なるべく信頼性の高い情報筋を抑えて作成していきましょう。
~引用の注意事項~
引用を積極的にしていきましょうと言いましたが、自分で作成したコンテンツ量と引用したコンテンツ量に注意する必要があります。
著作権法では引用に関して以下のように定められています
”著作権法・第32条
公表された著作物は、引用して利用することができる。
この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するもので あり、
かつ、報道、批 評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で
行なわれるものでなければならない。”
曖昧な表現ですが、コンテンツ量や質の主従関係が逆転してはいけないと考えていただければと思います(自身で書いた記事が「主」で、引用はあくまで「従」であるということです)
もう少しざっくり言うと自分の作ったコンテンツ量より引用したコンテンツ量があまりに多ければ「コピーコンテンツ」と捉えられて評価が下がってしまいます。
引用するのは必要最低限の情報にしてそこから独自の視点や推測を大切に記載するようにしましょう。
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